シェーグレン症候群とADHD長患い

はてなダイアリー時代からずっと書き続けた療養記録です。

今日は実家の母が心配して様子を聞きに電話して来た。
ちょっと前までは電話など滅多によこさなかった母だ。
最近は私の事をだいぶ気にかけてくれるようになった。
いままでだってきっと気にかけてはくれていた事だと思うけど、
母にとっての姑の祖母の介護などなどで、それどころでは無かった。
ここ数年で、だいぶ母の心も穏やかに変わってきたようだ。
祖母の事では私も心痛だったけど、亡くなって数年経ち、それもだんだんと癒されてきた。
今日は図書館でリクエストした本が来ているのでそれをお布団に横になりながら2冊読んだ。
●「電池が切れるまで」の仲間たち 宮本雅史 角川書店
美智子皇后の70年 女人抄 藤原祐好 イースト・プレイス
電池が切れるまでは、去年、慢性疲労症候群のBBSで話題になっていてから気になっていた本だ。
リクエストをして手元に来たのは、子供達の詩をまとめた”電池が切れるまで”ではなく、
子供達のドキュメンタリーを追った”「電池が切れるまで」の仲間たち”だった。
涙を抑えながら読んだ。命への感性は、大人よりも無垢な子供達の方がよっぽどあるのかも知れない。
本当に子供にはいつも教えられる事ばかりだ。
この子供病院の患者達も、亡くなった子供も少数いるが、
大多数は病気を克服、あるいは抱えながらも社会生活に復帰し、
闘病生活の経験を胸に頑張って生きている。
それは、ひとつの宝物かもしれない。
健康だからといってシアワセかと思ったら、そうも言い切れない。
美智子妃は、インドでのIBBYの講演を聴いて感動してから、
密かなファンになっている。
IBBYの講演↓
http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/26ibby.html
この本を最近本屋さんで見つけたので図書館でリクエストしたのだ。
私が思っていた美智子妃のイメージとはまた違う美智子妃の姿だった。
美智子妃のご成婚は私が生まれる前なので、妃への中傷などの事はそんなには知らなかった。
私と美智子妃とではノミと象との違いだけれど、結婚するという事は、
単にパートナーと一緒に暮らし始めるだけではない心労を伴う事では共感する事しきりだ。
キャリアウーマンであった雅子妃が皇室に入った後に感じたと思われる歯がゆさも、共感出来る。
(私と雅子妃もノミと象だし、そもそも私は家庭と職業を両立できるタイプではないと気付かなかっただけだが)
両方とも、生きる事の本質を考えさせられる本だった。