シェーグレン症候群とADHD長患い

はてなダイアリー時代からずっと書き続けた療養記録です。

先週は移動が多かったから本を沢山読んだ。
今読んでいるのは「自閉症だったわたしへ」ドナ・ウィルアムズ著、新潮文庫。
自閉症の人やその家族が読めばもちろんすごく良いだろけど、普通の人が読んでもとっても参考になる。
普通の人だって個性レベルでは他者とのかかわりに手を焼いている人は沢山いるだろうし、
個性レベルではなく、自閉症というハンディとしてそれと付き合わなければならなかった著者の自伝なのだから。
もうひとつ驚きだったのは自閉症の人は他者とのかかわりを嫌がっているとばかり思っていたんだけど、
そうではなくて、自分自身は自分を理解して受け止めてくれる人を求めているのに、
その障害そのものが他者との交流を強烈に拒んでいるのだという事だ。
(しかし、この著者の場合であって、他の自閉症患者がみんなそうとは限らないけど)
娘の学校にも自閉症の男の子がいる。彼は人の干渉を激しく拒むけれど、
だからといって孤独で居たいわけではないのかも知れない。
本を沢山整理して、自転車に積んで売りに行った。私にとって一仕事だ。
大きなナイロンバッグにパンパンに詰められた本をカウンターに乗せるため
キャリーから持ち上げるだけでも至難の業だ。
(取りに来てもらえばいいんだけれど、どうせ数百円にしかならないと思ったから、なんだか恥ずかしくて)
そうしたら、3,550円にもなったヽ(=´▽`=)ノ苦労した甲斐があったよ。
本を整理していたら、「疲れる理由」ベンジャミン・H・ネーテルソン 日経BP社
にふと目が行った。この本はもう読んだような気がしていたけど、手にとって見たら全然読んでなかった。
そうだよ、購入したものの、本を読む気力なんてなかなか沸かなかったのよ。
(それよりも優先順位が高い本は沢山読んだけどね。ガンの本とか)
今まで読んだ本の中で一番自分の症状に近い物を感じた。
この本によるとやはりCFSの患者は傾向としてストレスに弱いようだ。
ストレスに弱く、また、疲労感や痛みにより使える時間が限られているのだから、
とにかく、自分の生き方を見直して、時間を有効に使ってストレスともうまく付き合っていけるよう、
自分自身で工夫していくしかない。
それぞれの患者にはそれぞれの個性もあり、それぞれの環境もあり、解決策は自分で探すしかない。